さて、お盆前よりいよいよ税務調査が本格化してきているが
今回は、準備調査に関しての面白い格言?!について触れたいと思う。
資料を見る際の調査官の「目線」の参考として頂ければ幸いである。
準備調査は、もちろん数値分析や同業者との比較、資料との突合や、
外観・内偵調査など多角的に行われるが、
それだけではなかなか脱税しているかどうか、全体の「絵」が描ききれない場合がある。
そんな時の格言に「車→家→女→名誉」というものがある。
どういうことかというと、男性の場合かなりの確率で
小金を手に入れれば
まず、、、
・高級車を買う
一通り車に満足すると、、
・自宅を購入(買い替えも含む)する
自宅を手に入れると、、、
・女(愛人)に走る
女に飽きると最後は、、、
・名誉に走る
という男性の悲しい行動パターンがある。
高級車や自宅に関しては資産取得資料があるため、
ある程度事前に把握できるが、そこから先は痕跡は残らない。
もし、所得を圧縮していているならば??と仮説を立てる。
調査は仮説に基いて行われる。
例1
3年前にベンツSLを購入。
その後資産取得なし。。
「現在自宅を購入するために貯金中か?」
ということで、ある程度のタマリ(預金等)があるのでは、と想定される。
例2
今年、市会議員に立候補。。。
「過去に相当女に金を使ったか?」
ということで、交際費のチェックや、
愛人のお手当てが架空人件費に計上されていないかをチェック!!
また、除外した所得で、派手に遊んでいないか風評をチェック。。
などと、それなりの想定を立てて調査に挑むのである。
車は購入しないが、豪邸を建てる人
愛人の気配はないが、名誉欲のために湯水のようにお金を使う人。。
人それぞれ色々なパターンがあるが、
フルコースでクリアする強者もかなりの確率で存在する。。。