税務署OB税理士が設立した税理士事務所です。税務調査を念頭においたアドバイスで調査の際に心強く、また、早く正確な試算表とこだわりの決算書を提供することにより貴社の会計を支援します。

代表者プロフィール/インタビュー

代表者プロフィール/インタビュー

代表者プロフィール

氏名 田端 秀寛(たばた ひでのり)

2009年11月撮影

2019年7月撮影


血液型 O型
座右の銘 彼も人也、我も人也
限界とは自分が作るものである
趣味 スキー、ソフトボール、ゴルフ、水泳など体を動かすことが大好きです。 方や、インドアも好きで、料理や映画鑑賞、音楽鑑賞(特にジャズ)なんかも大好きです。
好きな食べ物 とんかつ、カレー、ハンバーグ、寿司
嫌いな食べ物 特にないですが、タガメやイナゴなどのグロテスク系はちょっと無理です。
休日の過ごし方 現在のところ休日はないですが、本来ならスポーツ。
娯楽ではなく、ついつい真剣に追求してしまうことが良いところでも悪いところでもあります。

代表者インタビュー 2019年

-ついに独立開業から10年が経ち11年目に突入しましたね。ご感想をお聞かせください。

いやー、早いなというのと良くここまで生きてこれたな、という二言に尽きます。

-すごく極端な表現ですね

いやもうホントに開業した当初から数年間は本当に休みどころか寝る時間もなくて。
過労死は覚悟のうえでの日々でした。
「時間が無くてできませんでした」はプロとして死んでも口から出したくない。
という思いがあったので、もし本当に過労死しても
「あの人働きすぎて無くなりはったんやって、、、気の毒になぁ、、」
と言われる方がマシと思ってやってました。

-すごい世界ですね

確か2010年の2月は、寝袋で1か月19時間しか寝なかったです。
ただし、当時は電車での移動がありましたので、電車の中で爆睡して乗り過ごす、
といった日々でした。

-どうしてそんなに忙しかったんですか

独立時田端を除いて4名の従業員でスタートしました。
売上が1,500万円足らずであるにもかかわらず(笑)

-会計の業界の人間ではないのであまりわからないのですが、赤字なんじゃないですか?

そうなんです。
そのままでは赤字です。
なので公庫からお金を借りて、お金をまわしていました。
しかしながら、当時からひっきりなしにご紹介のお話を頂いておりましたので
売上は1年間で倍になりました。

-それは何だか寝れそうにない感じですすね。

そうなんです。
既存のお客様の満足度を下げるぐらいなら、新しいお客様を受けない。
受けた以上は一定の例外を除いて、どのお客様にも満足してもらうというのが
大前提でしたので、とにかく手を抜けない(笑)

-1年間で売上高を倍にするというのは恐らくなかなかできない事だと思うんですが
 どこがお客様にウケたんでしょうか。

ベースとして「ぶっちゃけたところまで話せる税務署OB税理士」というのがあったんですが
その上に徹底的に正確な試算表を出し続ける、という事をとにかくやり続けました。
試算表とはマラソンランナーからするとラップタイムですので、
可能な限り正確な物でないと意味がないんです。
またタイムリーでないと同じく意味がない。

-マラソンランナーのラップタイムですか

そうです。
現在のタイムが自分の予定、目標としたタイムより早いのか遅いのか、
それを正確に知りたいものです。
仮に目標より遅くとも、都度正確なラップタイムを聞いていれば、ゴールした時に
それは自分の力が足りなかったんだ、という風に納得できるもんなんですが、
「結構イイペースですよ」「この調子で」なんて伝えていたラップタイムがでたらめで、
ゴールしてみたら全然違うタイムだった、という事だったら
そのコーチはマラソンランナーからすると要らないコーチだと思うんです。
かえって間違った情報を伝えられるなら要らない、と。

-なるほど。情報は大切ですよね。

そうなんです。
正しい情報を基に、利益が出ているとか、赤字傾向だとか、資金がショートするのでは、
と伝えることができれば基本的に経営者の皆様は責任転嫁はされません。
色々な相談を受けつつ、どうゴールするかという打ち合わせのみにフォーカスできる訳です。

-ちなみに正確ってどれぐらい正確なんでしょうか。

同業者ならわかると思うんですが、何らかの理由で法人がいきなり

「決算期を変更したい」

とご要望を頂いた時、

「あ、じゃあ今月の試算表出来上がり次第締め切って決算しますね」

と即決算の着地点が詳細に打合せできて、前月以前の数値は動かないし
不明点の解明も全て完了している状況にいつでもある事。
本当の意味での発生主義での試算表が毎月できている、というのは
なかなかできないんです。

-なるほど、少し難しいですが、そうなんですね。

他の税理士事務所が全てそうという訳ではないんですが、
DoCTOR税務会計事務所へご紹介いただくお客様の多くが

・決算作業が終わるまで赤字か黒字かわからない
・試算表がでたらめ
・ちゃんと相談に乗ってくれない

こういった不満をお持ちでお越しになられます。

-確かに困った内容ですね。
 私でも共感できそうな基本的、根本的な部分の様な気がします。
 話が変わりますが、最大のピンチはいつ頃どんな感じでしたか。

よくぞ聞いてくださいました。
2014年1月に廃業覚悟で値上げをしました。
それまでは関西ベースの税理士事務所ですので
「安くて良いもの」を目指してました。
しかしながら、必死になって命がけで日々を凌いで凌いで仕事をして、
そして人間なんで年老いて行くんですね。
もちろん膨大な残業に対して人件費をじゃぶじゃぶ支払うので
笑うほど儲からない。
儲からないのは構わないんですが、体が老いていくのでどんどんと
いろんな症状が体のあちこちに出てくるんです。

-壮絶な話ですね。

40歳を超えた厄年だったと思うんですが
尿管結石や目の病気などを患い、その後高血圧や円形脱毛症などなど
まさしく病気のデパートでした。
目の周りには黒いクマができて、ドライアイで満足に目も明けてられない。

-・・・

もう無理だ、と。
身体が持たないし、このままでは本当に迷惑をかけてしまう、と。
そして、各スタッフも働きの割にはそれに報われていない、という現状でした。
明日、田端が倒れてしまうとお客様にもスタッフにも迷惑がかかる。
それなら廃業覚悟で値上げをして、そうすれば契約解除も多少はでるだろうし
儲けは変わらなくても労働状況を変えよう、と一大決心をしました。

-やはりたくさん契約解除になったんですか。

いえ、それが皆さん口をそろえて「満足してるし頑張って」と(泣)
結局解約は1件だけでした。
また
「サービスが続かなければ意味がない」
「安いから使っているのではない、安定と継続を見据えて」
等々色々と温かいお叱りを頂き、目からウロコでした。

-なるほど確かに分岐点ですね。

それからは「安い」というのは撤廃して「満足度の追求」と「安定と継続」に
舵を切りました。

-その後どうでしたか

少しでもまともな食事をすること、睡眠を取ること等々少し人間らしい
事ができるようになり、
その後再度値上げをさせて頂いた後は、休みはなくとも食べる事と寝る事
等々は人並みにできるようになりました。

-想像を絶するというか、、
 最初に感想をうかがった時になぜああおっしゃったのか少し理解できました。
 ところで税理士事務所ってもうからないんですか?

なかなか儲かりません。
品質を維持して拡大していこうと思えば色々とIT設備に投資したり
人材を育成したり、それ以外にも設備投資したり、と先行投資コストが
すごくかかります。
もし、拡大しないという前提であれば、もう少しは利益が出ると思います。

-なんだかこの業界を目指す人には夢が無い話ですね、、

(笑)
10年前の借金、返して借りて、返して借りてでまだあります。
儲かってたらこんなことにはなってません。

-モチベーションはどこに?

2009年のインタビューをご覧ください。

-うまくまとめましたね(笑)

そんな感じですね(笑)

代表者インタビュー 2009年

-まず経歴をお聞かせ下さい。

私は高等学校在学中に、国家公務員試験Ⅲ種(税務)試験に合格し、卒業後税務大学校を含め約15年間税務署に勤務しておりました。
そして、在任期間中に税理士試験を受験・合格し平成17年に税理士としてその一歩を踏み出しました。

-税務署をなぜ辞められたのですか?

よく周囲の友人や知人に、「なぜ税務署をやめたのか」「もったいない」と聞かれますが税務署に勤務していて、「税務や経営のことで悩み困っている人のなんて多いことか」と、常々と痛感しておりました。
また、何とかこの経験を活かして経営者をサポートできないかと日々苦悩しておりました。

-お辞めになられてから現在までの感想はどうですか?

非常にたくさんの方のご理解とご支援を頂き、おかげさまで今日までやって参りました。
税務署に勤務している当時は、税務調査という特殊な仕事ばかりやってきたせいか、非常に視野が狭く、退官以降視野が広がることの連続でした。

簡単に料理に例えるならば、
税理士は料理を提供する側、税務署はその料理を食べる側だということです。
様々な料理を食し、舌は肥えていましたが、その料理を提供する側のことを何もしらず目からウロコの日々の連続でした。

-今は出す側も、食べる側も理解できたと?

それなりには(笑)

-この仕事をしようと思ったきっかけは何ですか?

実は、良く笑われるのですが、
元々、税務署は希望の職種ではなかったんです。
それこそ、税務署って何をしているところか全く知りませんでした(笑)

-それがなぜ税理士の業界に??

家庭の事情もあり、高校を卒業して就職しなければならなかったんですが、真っ先に浮かんだ職業は、「消防士」でした。

-全く違う業種ですね(笑)

そうなんです(笑)
今でも消防士の方が、イメージが近いとみんなに言われます。

しかし、第一希望の職業であった消防士試験の当日、寝坊してしまい既に合格していた税務の職場に就職することとなりました。
きっと、おふくろの陰謀です。
税務の試験当日は、朝起こしてくれたのに、消防の当日は知らんぷり。

-(笑) しかし、まだ税理士を目指されたきっかけが見えませんが?

そうですよね。
消防士となって、色々な人を救出すること=人の役にたつこと、と
税理士となって経営者と従業員やその家族の役にたつことが、税務署に在職している最中に一致したんです。

-それで、税理士に?

はい。
帳簿の火を消すぞ!!と

-なるほど(笑) これからはどうして行きたいですか?理念などをお聞かせ下さい。

税理士は、言わば企業にとってドクターのような存在であると思います。
その診断や助言・処方が誤っていれば、その企業の寿命も短いものとなってしまうことは否定できません。
「少しでも、経営者の役にたつアドバイスを」
「少しでも、正確な情報が伝わるような月次決算・試算表に基づく報告・対処」
を常に心がけ、日々邁進して参ります。

また、従業員は家族だと思っております。
弊社の従業員に対しても企業内満足を追求し、従業員もお客様も満足できる会計事務所で有り続けるよう努力して行きたいと思ってます。

従業員とお客様の満足度はかなり潜在的に関係があると考えております。

-事務所のこだわりを教えて下さい。

とにかく、素晴らしいプロの仕事を納品させて頂くことで、一人でも多くの経営者やその家族従業員の方々の役にたちたいと、切に願って止みません。

その手段として、月次決算の徹底と迅速な報告をメインの商品のひとつとして掲げ、前月の状況を少しでも早く・正確に把握し、経営者の意思決定に資する情報を提供するとともに様々な相談に乗って行きたいと考えております。

また、税務調査対策も万全を期し、「安心」の提供に努めたいと考えております。

-強みをお聞かせ下さい。

最大の強みは、元調査官であるということです。
なぜかと言いますと、調査をしたことのある人間でしか調査官の心境・心理は理解できないからです。
税務調査に強いと宣伝している事務所は枚挙に暇がない状況ですが、あくまでも調査を受けた範囲内での経験や推し量りに基づくものが基本となっております。無論それで強くないということではないですがこの部分は他の会計事務所と絶対的に違う強みの部分ですね。

また、従来国税OBにありがちな、相談に乗ってくれない、試算表が遅い・説明がないなどといった会計に比較的弱いという弱点も克服しており、中小企業の支援に死角が無いよう、ハイブリッド型であることに努めて参りました。

-ずばり目標は?

大変困難なことと思いますが、一件の倒産も、一人の退職者も出さない事務所ですね。

-頑張って下さい。

はい、頑張ります。


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