山
それは今から登ろうと、はるか遠くから見ていると
春は桜、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪景色ととても美麗な姿を見せてくれ
そこに到達したいという欲望をかきたてる。
そして、登ろうとして、いざ準備にはいると意外と色々と必要になってくる
そして、ピクニックではなく、本当に山に登ろう、登頂しようと思って
山に近づくのだが、最初のうちは楽しさの方が当然大きい。
これから成し遂げるのだ、と。
しかし、山に近づけば近づくほど、山は大きく高くなる。
山を登れば登るほどどんどん、急な坂になってくる。
頂上が近づくと酸素も薄くなり、更に登る事も危険なほど峻険な場合もある。
そして、一時間に何百メートルという地上ではありえない速さでしか進めなくなり、こんなはずでは、という思いを頭がよぎる。
遠くから見ていた山は、綺麗で登れそうで、何とかなりそうなそんな姿だった事を思い返しても、既に違和感しかない。
山に登る、高みに挑戦する
それらは例えるなら、こういう感じなのではないだろうか。