この方がもっと良い!!
今、田端が心に刻んでいる言葉である。
先日、スタッフがお客様のところに決算説明に行った。
そのお客様は質問が多く、新たな展開も想定されたが事前に色々とレクチャーし
当日はそれなりの自信と覚悟を持って送り出した。
その当日は、結局彼とは顔を合わすことがなかったため、翌日朝一番から彼に
どうだったか「報告」を求めた。
今から振り返ると、心細かった中でもきっちりと頑張ってきているのである。
しかし、当日はある一点だけ気に入らない点があったため、
「そうとちゃうやろ!!お前はほんまに忙しいのに何で自分の仕事を増やしてばかり
するんや?!」と叱ってしまった。
彼に少しミスが続いていたこともあり、拍車がかかった形で叱ってしまった。
             <時は流れ数日後>
あるお客様に従業員教育のことで相談された。
ふむふむ。
なるほど。
そういう時は・・・と考えている時に「はっ」と我に返った。
田端はしてはいけないことをしていたのである。
自分が情けなくなり、今から穴を掘って隠れようかと思ったが、お客様はアドバイスを
求めてお待ちになっておられる。
仕方なく、腹の底から声を絞り出し、
「僕もなかなか難しくて、出来てないんですが」
という枕詞をつけ、
「そういう時は絶対に叱ってはだめですよ。潜在化しますので」
「親が子供に怒れへんからお父さんに全部言うてみぃ」
と言って子供が本当のことを言った後に、
「何やとぉ?!(-_-;)」
「と言って怒るようなもんです。」
「そうすると二度と本当のことを言ってくれませんよね??」
と、のうのうと回答した。
自分で言いながら恥ずかしくて穴に入りたかったが、
その社長はそのアドバイスが参考になったと喜んで下さった。
最後に再度
「こんなこと言ってますけど田端もできてません」
と付け加えて二人で笑って人をつかうことの難しさを語り合い終わらせた。
あ~あぁ(T_T) 
情けない。
今後はとにかくまず相手を受け入れ、
「○○の方がもっといいよ」
「△△の方がもっと良くなるよ」
と言ってあげられる指導者になろうと、固く心に誓った帰路であった。
本当にごめんなさい<(_ _)>