税理士として職務をする以上は、
自分なりの明確なビジョンとその根拠が必要である。
20年以上も前の税理士業は、その名のとおり
「税務代理士」
そのままで良かったのであるが、この時化の様な時代にあっては、
それでは物足りないと思う。
先日、国際的なM&Aを取り扱っている弁護士の先生と話す機会が
あったので、自分のビジョンと現場を知っている先生と、
どのようなズレがあるかを確認してみた。
法人税・所得税・消費税・相続税これらの税金の額を
現在~将来の合計額で最少とすることが、我々税理士の腕の見せ所である。
決して脱税ではなく、
税法改正や時代の流れも見据えて、今どのポジションを取るのかということ
である。
もちろん未来のことなどだれもわからない。
できることとしては、
歴史を良く知り、情報を収集し、解析すること。
その上で、
お客様(=船長)に最善の策を説明し、
その方向性やリスクをご理解頂いたうえで、
「今」をどうするかを決めて頂く。
これが、今我々税理士に求められている、参謀(=航海士)としての役目では
なかろうか。