税務署に勤めだして思ったことは

税務をはじめ経営のことで悩み苦労している人が多いということであった。

 

立派な税理士になって、悩み困っている人に頼られる存在になろう、と

税理士になることを目指した。

 

少しでもたくさんのことを覚え、身に付けることが先々の役にたつと思え

モチベーションは高かった。

 

しかし、その時は「税理士になる」ということだけが明確であり

自分で税理士事務所を開設すること(≒人を雇うこと)は、考えてもいなかった。

 

 

数年が経ち、

ある時ある先輩に言われた一言が「税理士事務所開設」への引き金と

なった。

「田端君はすごく仕事できるけど、自分の力には限界があるから人を使うことを

早く覚えた方がいいよ」と。

 

なるほど、

田端が死ぬまで努力しても1日24時間しか時間がない。

80歳まで生きてもできることはたかが知れている。

 

より良いものを世の中にたくさん提供しようとすれば、

税理士事務所として組織的に活動することも視野にいれなければ、、と

「人を使うこと」をはじめて意識した瞬間であった。

 

今から約16年前のことである。