鶏が先か卵が先かの議論ではないが
「適切な税理士報酬」
とは何かといつも考える。
例えば仮に無報酬で業務を行ったとしよう。
そうすれば(少々の問題があっても)ものすごく感謝され気分は
とても良いと思う。
しかし、
「金の生る木」や「お金の湧いてくる泉」が
ないのであれば、それを継続することは基本的に困難だと思う。
ましてや
より多くの人に役務を提供するなんて夢のまた夢どころか
見当違いな方向なのではないかと思う。
まず継続して良いサービスを届けるには
・田端を含めた各スタッフそれぞれへの生活の源となる給与の支払
・老朽化してゆく各種設備の更新費用
・新しい知識を仕入れるための費用
これらの費用は最低限必要であると思われる。
そしてより多くの人に役務を提供する(=拡大してゆく)ならば
・新たな設備投資
・新たな人員の採用と育成費用
等々更に報酬(=利益)が必要となる。
そして、その利益をそれらに投下するには一度税金を払わなければならない。
こうして利益を獲得し次へと再投資して行くことを考えると
やはり究極的に行き着くのは
「安くて良いもの」
はいくら頑張っても
「期間限定」と「一部の人限定」
で無ければ少なくともこの世に存在できない。
ということと
「拡大には利益が必要である」
ということである。
結局のところ
「田端がこれから先食べていければそれで良い」
ではなく
「良いものをよりたくさんの方に届けたい」
となるとそれ相応の報酬体系となってしまう。
しかし、
組織や人材の成長スピードとサービスの品質は基本的に深い相関関係があり
組織拡大していく中で
「そのバランスを取り続けること」
は至難の業である。
さて、冒頭にループする。
「適切な税理士報酬」
とは何なんだろうか、、、、
税理士事務所として成長し続ける限り
「永遠の課題」
である、、、、
((+_+))