弊所は価格競争に絶対に入らない、と決めている。

弊所は弊所の物差しで測った原価に基づき、料金を算定し明朗会計にて
お客様から申し受けることとしている。
その料金にコストパフォーマンスを感じるお客様には喜んで料金を払って
頂けると嬉しいと思うと同時に、
逆にコストパフォーマンスを感じないと思うお客様は、
「明朗会計」であるがゆえに事前に「他の事務所で」と判断して頂ければお互いのためとなる。
しかしながら、このような割り切りの中でビジネスを成立させることは世間では
なかなか難しいものである。
中国経済が世界中を席巻し始めたころ、日本も中国の「低価格」の影響を受け
低価格化=デフレ化が顕著となった。
しかし、それは牛丼の安売り合戦のような過剰な価格競争を招き
企業のブラック化の引き金となった。
言い換えれば
「人件費」を「ブラック化により安くする」か
「材料費」を安くする(=よほどの独自調達が無い限り粗悪品を使用する)か
「お客様の見えないところで手抜きを行う」
という手法でしか単価はなかなか下げることができない。
結局一部を除いて、
安いものには理由があり、安かろう悪かろうがスタンダードとなる。
しかしながら(薄々気付いていたのだが)、ようやく


消費者は「安い」≒「品質が悪い」ということをはっきり認識し
企業側は一時は凌げても、価格競争による低品質化は「必ずボロが出る」ことに
気付いたのである。
ある企業の牛丼の値下げ合戦を見て田端は
「原料は何つかってるんやろ?絶対に食べに行かんとこ」と
思っていた。
・・・・・・・
Doctorはこれからも、お客様の期待を裏切らないために、
闇雲に価格を下げることは行わず、まず品質を担保することを優先し、
その結果適切な料金を算出し価格決定を行いたい。
一言で言うと「税理士業界の価格競争反対派」である。