面接ネタをもう一つ、、

面接と言えば、履歴書である。
履歴書には「保有能力」が事細かに記載されている。
いずれも、履歴書を見る限りではなかなかのものである。
しかし「現場」としては、どの能力を保有しているかは全く問題ではないのである。
「日商簿記1級合格」
と記載されていても
では実際にクライアントと打合せをして、何をどのようにどの手順でどういう感じに
仕上げるか、といった実務がどれだけできるかどうかは全く未知数である。
日商簿記1級を持っていなくても、できる人はできるしできない人は「簿記論」や
「財務諸表論」を合格していてもできない。
もちろん「税理士試験合格」であっても、
「何ができるか」ということに関しては、全くもって未知数である。
「保有能力」はあくまでも知識水準を確認できる物差しであり、
現場で何ができるかということに関しては、何の参考にもならないのである。
弊所も含めた「中小企業」ではその「発揮能力」が極めて重要である。
現実的には、なかなか難しいかもしれないが、求人に「応募」する人は
「発揮能力」の開発を重視してもらいたい。
大企業では、その人材が「どのような人材」であり、「将来的に何が出来そうか」
ということや、「どう教育・育成すれば役立つか」など考える時間や体力がふんだんに
あるが、中小企業の場合はそうも言ってはいられない。
さて、
どのような能力を発揮できる人材がDoctorに来るのか楽しみでもあり、
不安でもある。
Doctorは既存のスタッフに対しても「発揮能力」を意識して頑張ってもらいたい。