田端は人から何かを教わるときに心掛けていることがある。
それは「教わる者の礼儀」である。

田端は元来
器用でもないし
物覚えが良い方でもないので
教わる時の熱量だけは
教える側の熱量を超える様にしたいと
常々心掛けている。

ご教授下さる方の熱意が強ければ強いほど
田端も熱く燃える。

田端が教える側の熱量を超えられないと思ったら
教わるのを止める。

教わる際
教える側を超える熱量がなければ失礼だと
思うからである。