ホワイトカラーの仕事をしている我々は特に意識しておかないといけないことは
「その仕事に付加価値はあるのか」
である。
例えば、、、
LV1
振替伝票から入力代行をしている(キーパンチャー)
LV2
原始帳票から記帳代行を行っている(まもなくAIが、、)
LV3
第一次作業者の後方にいて、その作業をチェックしているだけ(そういう人に限って中身は見ていない)で結果的に業務を流しているだけ
LV1に関しては今の時代、まだそれが残っている事が驚愕レベルである。
LV2は、まもなくなくなるのである。
LV3は一見価値がありそうだが、これもAIに置き換わる。
このお客様は何を望んでいて、どこが大切なポイントで、そのポイントに関してどういう効果的な助言を意識して行っているのか、などが大切でありそこに意識が行っていないことはおろか、ポイントがずれてしまっている場合もアウトである。
このLV3を掘り下げていくと、、少し例えが悪いのだが
仮に糖尿病を患い医者に行ったとしよう。
糖尿病というポイントがわかっているのに、胸部エックス線の検査や足の骨のレントゲンなどの検査を実施されたら、患者さんは
「どうして?」
となるであろう。
そして、ポイントを絞らない諸々の検査を経たうえで、先生の所見は、
「特に問題はないですね」
と言われたら、
「この医者はヤブやな、二度と行かんとこ」
となると思う。
対照的に糖尿病に関する奥深い検査や、生活習慣のチェック、趣味嗜好などもヒアリングを行った後、適切なアドバイスや投薬、その副作用や想定される合併症などの具体的アドバイスをしてもらえ、その経過観察に重点をおきつつ他の疾患もないか随時チェックをしてくれる。
そして、不安や他の病気を発症した場合は既往症や投薬内容、果ては生活習慣や趣味嗜好を加味したよりベターな助言をくれる先生であったら少し高くても
「ここにずっとお世話になろう」
と思うだろう。
この差が付加価値なのである。
もう機械的な作業やポイントを絞らない問題点や焦点を理解していない仕事はまもなくAIに駆逐されるのである。次の産業革命が(情報革命?)始まっているのである。
今の仕事のスタイルで何とかなるのはあと10年少々ではないか、と。
常々自身に
「自分の仕事に付加価値はあるのか」
と問うて欲しい。
なるべく型にはめて、できたら思考停止の延長線上で仕事をしたい、という自分がいたらそれは重症である。
一日も早く
「付加価値のある社会人・プロ」
になるべく、思考する習慣をつけていくべきかと田端は思う。