今回のテーマは「いたちごっこ」。
何のことかと言うと、国税当局の情報力と組織力の凄さをお伝えしたいのである。
例えば、今日現在、「バレない脱税方法」があったとしよう。
しかし、1年、2年と経つ内に全国の何百という税務署が何千件、何万件と調査をし、
その傍ら、日本全国で千人前後はいるであろう資料収集専門の調査官が情報収集に走り回り、
その結果、全国のどこかで、必ずと言っていいほど誰かがその脱税方法を見破られるのである。
そうなれば、話は急展開する。
新しい脱税手法として全国、津々浦々の税務署にその手法が情報として提供され、該当する納税者が
調査対象者となる。。
そして、またどこかで新しい「脱税方法」が編み出され、国税当局がそれを解明する。。。
「いつ」バレるかだけが不確実であり、ほとんどのケース「脱税」はバレるのである。
つい先日もタックスヘイブンに関する下記の記事が目に止まった。。。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20100402-567-OYT1T00005.html
つい数年前までは、「安全」とされていた方法が、時の流れを経て「安全」では無くなるのである。。
ちなみに、遡及時効は「7年」である。